木くぎはわざと中太に削りいびつに造るのです。
こうすることで、抜けにくく丈夫になります。 |
自然界の木の実は塗装に使います。
とてもきれいな色に仕上げることが出来ます。 |
桐は草科です。非常にアクが強く真っ黒です。
雨にあて乾燥させ・・を繰り返し行いアクを取り除くのです。 |
アリ組はノミを使い木目を確かめながら緻密に造りあげます
木目は様々です目で見て木に合ったアリを正確に作ります。 |
箱本体がアリ組みで出来ている桐タンスは大変めずらしいです。
引き出しの見えない奥も四方アリ組みで造ります。 |
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年間わずか20棹限定の桐タンス
古くからの木工の産地でもある武生には、今も現役で桐タンスをつくるベテラン桐タンス職人がいます。
桐たんす専門工房は職人が三人の小さな工房です。ここで造られる桐タンスは、すべての工程を一人の職人が担当しつくりあげています。桐の質には、とことんこだわり造りも箱本体に四方アリ組み工法をつかう上級仕様の桐たんす。どんな細かいところにも手をかけ完璧につくりあげる桐箪笥ですので年間20棹しかつくれません。
桐たんす専門工房 初めての方へ→
越前の桐タンスは江戸時代から変わらぬ造り
福井県の伝統工芸品である武生桐箪笥は、江戸時代から受け継がれた伝統の技がつまった桐タンスです。
現在も伝統技法と技術を受け継ぎ昔と変わらぬ丈夫で気品ある総桐タンスをつくり続けています。
武生桐箪笥は湿度の高い日本の気候にあったつくりになっています。
越前の桐タンス→
箱本体も引出しの奥もアリ組み工法
桐たんす専門工房がつくる武生桐箪笥の板厚は、他より少し厚い八分板(24ミリ)を使い、箱本体、引き出し、すべてあり組みの技法でつくりあげています。
アリ組みはマス組みに比べ手間がかかりますが、丈夫で、木くぎを多く使わないため木の調湿に無理がかかりません。
アリ組み工法でつくる桐タンス→
すばらしき先人の知恵
箱本体をマス組みでつくる桐たんすはよくありますが、箱本体が蟻組みとなっている桐たんすはほとんど目にしたことがありません。湿度の高い北陸ならではの先人の知恵がこの桐たんすにはあります。
たけふ桐タンス→
8分板とアリ組みに違いが出る
武生桐箪笥がすべて蟻組み工法で作られている理由に、北陸といえば湿度が高く冬には雪が積もり、結露が多いこんな気候だからこそ使った昔の人の知恵なのです。
板を厚くし、あり組みにすることで、調湿作用を高め換気をスムーズにするのです。
特に北陸地方のように湿度が多いところでは、八分桐が一番適当とされ、日常の収納に適していたのだと思います。
8分板で造る桐タンス→
桐たんすは質の違いがものをいう
桐たんす専門工房は桐タンスの製造元です。製造元だから出来る価格・アフターフォーローなどのメリットもあります。桐タンスは素人の方でも目で見て触れることで材質造り仕上げの良さは必ず分かります。桐たんす専門工房の桐タンスは説明する際に「触れてみてください。」とお客様にいいます。すると、感動の声が返ってくるのです。
桐たんす専門工房の桐タンス→ |